レセプション
ジャパンリトアニアナイト
の記念植樹
記念式典
顕彰碑除幕式
桜
旅の始めに
バルト3国の一番南 リトアニアへ しかも好きなコーラスで参加できる事は、私の人生最後のチャンスと思い楽しく練習していました。
ところが9月11日思いもかけない、ニューヨークの同時多発テロ、それに伴い、いつ報復攻撃が始まるか分からない世界情勢の中で、
出国する事は家族にとっても回りの方々にも心配をかける事で、私の心も揺れ動き、出かける決心をしたのは5日前でした。
今から60年前、故杉原氏の思いや祈りを思うとき、今こそ世界平和を 願う時であり、杉原氏の功績をたたえ、桜の植樹とその生育
を祈り、さくら、の歌を精一杯歌おう!! その思いを胸に出発しました。
記念式典と 顕彰碑除幕式と
雨降る国と言われるヴィリュニスの朝、気温6℃、ネリス河畔の緩やかな芝生の坂に既にさくらの植樹場所には、穴が掘られ準備も万端、
記念碑にはまだ覆いがかかっていました。
特設会場には日の丸とリトアニアの国旗が正面にありファンファーレの国立音楽隊の合図とともに両国の代表者の挨拶が続きました。
故杉原氏の奥様 幸子夫人も89歳と言うご高齢ですが日本から参加されました。
早稲田出身の杉原氏を称え 早稲田大学校友会が顕彰碑や桜の苗木を寄贈されました。
副学長のご挨拶では、国の反対を押し切っても早稲田人の精神である人道的な氏の行為を、永久に称え伝えられる事を願って世界平和を
訴えられました。
杉原氏が書いたビザで
保存されていたもの(真中)
報道陣も駆けつけ
祈りをもっての植樹
でした。
硬い土、寒い冬を迎える前に
中央 故杉氏夫人 幸子様 (河畔の特設会場)
赤御影石の顕彰碑
日本からこの植樹参加ツアーに若い大学生、杉原氏のふるさと岐阜県の参加者、ユダヤ人が最初に
上陸 した福井県敦賀市の方々、私たち20名のほか日本舞踊や十八弦や、お仕舞などを含めて
120名くらいの日本人が参加しました。
それぞれに苗木を立てて土を盛るだけの真似事ですが、いつの日か満開の花を咲かせてくれることを
祈りました。このあたりは さくら公園 と命名されました。
桜の記念植樹
2001年10月2日